乗馬道具を値段が安いものから揃えたい!入会直後の必需品はコレ

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乗馬を始めてすぐ必要なのが道具です。

道具を揃えることになると、最初は乗馬クラブの言いなりになりがちです。

けれども必ずしも自分好みの道具がすぐ手に入るとは限りません。

 

自分も最初はレンタルでした。

入会時にクラブに勧められたものがイマイチだったので、いくつかは自分で揃えました。

言われるままに揃えると、馬ビンボーになりますよ(笑)

 

誰でも最初は乗馬の道具を揃える時の目安や基準、考え方ってよく分かりませんよね。

どんなものをどのくらいの価格で購入するのがベストかをお伝えします。

乗馬を10年以上も続けると、必要な道具をどう揃えるかが分かってきました。

失敗しないように参考になさってくださると嬉しいです。

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一番最初に必要な乗馬用品は?

乗馬レッスンの目的は、つきつめるとこうなります。

楽しく安全に乗馬をするためなんです。

 

最初に一番大切なことは

安全に楽しむために必要なものを揃えること。

つまり、身を守るヘルメットやプロテクターですね。

 

最初はあせる必要はありません。
良いものが手に入るまではレンタルでもかまいません。

ただ、何度もレンタルしていると、買ったほうが安くなりますよね。

ヘルメットやプロテクターは自分を守ってくれる大切な道具です。
なので、サイズや機能、デザインなど納得できるものがオススメです。

ヘルメット・プロテクター

 

落馬や追突などから身を守るために、
乗馬安全規格をクリアした製品を使いましょう

 

国内には乗馬用品の安全規格が無いため、安全性の低い安価な製品が販売されている場合があります。

乗馬中は落馬などによる事故の危険性がありますので、ヨーロッパで制定されている乗馬用品の安全規格を満たした製品のご利用をおすすめします。

ヨーロッパ安全規格は落馬や柵への衝突、馬の踏みつけなど、あらゆる事故を想定した厳しい衝撃試験に合格した製品にのみ付与されます。

また脊髄など身体の重要な部分をカバーできる構造となっているか、乗馬中にヘルメットやプロテクターが脱落しないかなど、様々な角度から安全性を確認したものです。

身体を守れない保護具では着用しても意味がありませんので、ヘルメット・ボディプロテクターをご購入の際には、乗馬用品の安全規格を満たした製品からお選び下さい。

こちらのサイトで詳しく!

ヘルメットを選ぶポイント

 

・サイズがピッタリ合うこと
・通気性が良いもの
・締めつけ感がないもの
・軽くて丈夫なもの
・安全規格を満たしたもの

 

ヘルメットのフィット感・サイズに関して

輸入製品の多くは欧米人の頭の形状にぴったり合うものです。

実はこれが、日本人には合わない場合があるんですよ!

というのは、欧米人の頭の骨格が日本人と違うのです。

おでこのあたりの水平方向の断面図は日本人が丸いのに比べ、
欧米人は顔面と後頭部の幅が長くて両耳間の幅が少し狭いのです。

わかりやすく言うと
乗馬用ヘルメットの輸入製品は、横幅が少し狭くなっているのです。

ですので、自分でかぶってみてぴったり合うものを選びましょう。

特に両耳の上あたりの締めつけ感があると、頭痛の原因にも!

また、発汗量が多い時期には頭部からの発汗もあります。
なので、通気性の良いものをおすすめします

着用している時間が長いとヘルメットの重量も気になります。

メーカーによって表示してあるサイズと
実際に着用したサイズにズレがあります。

購入の際は交換や返品ができるものを選びましょう。

最近は「日本人の頭のサイズに合わせました!」といった商品がたくさんあります。
自分にピッタリのヘルメットは必ずありますよ!

ヘルメットの価格に関して

価格は数千円から十数万円とびっくりするような価格幅があります。

安全規格を満たしたものであればどれも問題ありません。

安くても良いヘルメットはたくさんあるんです。
騎乗する人の安全が一番大切なのです。

以前にもお伝えしましたが、
乗馬用品のショップでは次の時期にセールをやっています。
その時期に購入されるとお得ですよ!

・年末
・年度末
・新入学時期
・サマーセール、オータムセールなど
こちらのサイトで詳しく!

プロテクターを選ぶポイント

 

プロテクターのフィット感・サイズに関して

衝撃吸収材が入ったものや自動で空気が膨らむエアバック方式があります。

衝撃吸収材入りのものは製品によりますが、肩や腰の部分にベルクロがあり
サイズを調整できるものが便利です。冬の厚着や夏の薄着に調節可能です。

競馬騎手のように、インナーのように着用することもできます。

衝撃吸収材のプロテクター

個人的に今まで3つの会社の製品を使用しました。
ティペラリー、ソメスサドル、デサントです。

どれも長持ちして丈夫な製品です。

特に暑い時期に着用する場合は発汗量が多くなるので
通気性の良いものをオススメします。

価格は数千円から数万円です。

先に記した3社のプロテクターはどの製品でも安全ですよ。
お気に入りのメーカーとデザインから選ぶと良いですよ。

エアバック方式のプロテクター

釣りやマリンレジャーなどで使用されているものと
構造は同じです。

最近は乗馬クラブとコラボして、より乗馬に特化した商品もあります。
動画を御覧ください。

価格は約3万円からです。

めったにありませんが、不注意で安全装置がはずれて
プシューっとふくらんだことがありました。
スペアのボンベを用意すると再利用できるのですが、
スペアのボンベは意外に高いと感じるのは私だけでしょうか。

 

個人的には衝撃吸収材のプロテクターがオススメです。
経済的にも安心ですし、競馬界でも着用が義務付けられています。

最初はどの製品も着用するのに慣れが必要ですが、すぐに気にならなくなります。

プロテクター

落馬も気をつけなければなりませんが、
馬の手入れなどで、馬の周囲にいる時には必需品です。
安全にはしっかりと取り組みましょう。
ケガをして痛い思いをするのは自分なのです。

 

キュロット(乗馬用ズボン)

キュロットも安価なものから高価なものまで多くの種類があります。

数千円から数万円のものまであります。
特に3万円前後のものが多いようです。

最近は国内で流通しているメーカーが少しずつ増えてきました。
しっかり試着して、自分に合ったものを選びましょう。

安くても気に入ったものがあればOKです。

★最近はデニムやローライズが人気です。

キュロットの膝革・尻革について

キュロットは膝革や尻革があるものがほとんどです。

最近のキュロットは膝革や尻革部分にシリコングリップ
使用したものが多くなりました。

膝や尻の部分は、騎乗時にグリップが必要な部分なんです。

なぜかというと、ここが馬へ情報を伝えるのに大切な部分だからです。

 

乗馬用の道具や装備は無駄がほとんどありません。
ひとつひとつに意味があり、ふさわしい使い方があるんです。

それぞれの部分にしっかりとした機能と役割があるのです。

 

ちょっと一息

近くにいる方がステキなキュロットを着用していたら
メーカーをたずねてみてはいかがでしょうか。
「ステキなのでメーカーを聞いてもいいですか?」なんて。
意外に喜んで教えてくれますよ!そんな会話から親しくなる人が増えると乗馬がますます楽しくなりますよ。

 

お気に入りのキュロットがあれば、気分も上がります!

高価なものほど優れている、とは限らないのがキュロットです。
価格が手頃であっても丈夫でシンプルな製品があるんです。

機会があれば、色々試着することをオススメします。
メーカーによってサイズがバラバラだということを忘れずに!

自分は春のセールで半額以下でお気に入りをゲットしました。
しかも2本もです!

 

個人的なオススメは

最初の数年間は膝革のキュロットで膝のホールド感覚を
しっかりと覚えることをオススメします。尻革のキュロットは鞍にぴったりするので
自分は検定や大会などのここぞという場面で使用しています。
あと、難しい馬やニガテな馬に騎乗する時も尻革がいいですよ!

 

ブーツ・チャップス

革製品は毎回の手入れを忘れずに実行すると、驚くほど長持ちしますよ!

ベテランのインストラクターが言われた名言があります。
道具をていねいに使う人はちゃんと上達する、と。

メジャーリーガーだったイチロー選手も自分のバットやグローブを
毎回しっかり手入れしていたといいます。

 

直接馬と触れ合う部分に使用するものは良いものを!

乗馬をする者にとって、ブーツは直接馬と触れ合う部分なのです。
言い換えると『武士の刀』のような存在ということもできるのです。
ここでの技術が乗馬の大切なポイントでもあるのです。

 

乗馬は人間の脚から直接馬へ、自分の意志を伝えることを繰り返します。
そこに存在するのがブーツだということを忘れないようにしましょう。

 

もっとわかりやすく言うと

馬の立場に立ってみるとわかるでしょう。
手入れされていないブーツで「前へ行け」とか
しっかりしろ!」とか「がんばれ!」なんんて
合図をされてもあんまり嬉しくないですよね。
パートナーとしての最低限のマナーだって
あると思いませんか?

 

このような意味で、ブーツもチャップスも直接に馬と触れる大切な部分です。
ですのでチャップスは「ゆるゆる」「だぶだぶ」ではマズイですよね!

しっかりと馬の鼓動や呼吸を感じることができるようにしたいのです。
人間の脚は合図を出すとともに、馬からの情報を得る場所でもあるんですよ。

 

水に強い物を選びたい!

ブーツを選ぶ場合に注意したいのは「水に強い」ことです。
屋内馬場があるクラブは別として、乗馬は主にアウトドアですよね。

そうすると、いつも晴れているわけではありません。
日本は高温多湿の気候なので雨の日に騎乗する場合も多いのです。

 

手入れをこまめにすることで、驚くほど水に強くなります。
適度な油分を与え続けると、これがびっくり!
言うことのない素晴らしいブーツになるんです。

 

つま先部分が丈夫なものを!

もうひとつ付け加えるなら、つま先部分が丈夫なものがオススメです。

というのは、乗馬を始めてしばらくは馬の動きが予測できません。
そうすると、馬の手入れ時に馬に足を踏まれる確率が高いのです。

馬は蹄鉄を装着しています。それも鉄製です。
踏まれると最低でも100キロ以上の荷重がかかるのです。

下がコンクリートだと人間の足の指骨だと簡単に折れます。
自分も足の指は骨折経験があります。

痛いどころの騒ぎじゃありませんよ!
ヒビが入っただけでもとんでもない痛さです。

ケガが予想される場合には、予防が必要ですよね。
最初のうちは、つま先が丈夫なブーツをオススメします。

これはあくまでも私のオススメです。

 

馬の足にどのくらいの重量がかかるのか調べてみた記事がこちら
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 グローブ

お金に余裕のある方は乗馬用に特化したものがオススメです。

でも、グローブのオススメは『作業用品店』のグローブに限ります!
あ、あくまでも私個人の主観に基づいている情報ですのですみません

でも、私の所属している乗馬クラブのスタッフさん
何人もが作業用品のショップから買ったグローブを使用しています。

自分もお気に入りのショップがみつかったので、
そこのグローブ以外は使うことはないでしょう。

乗馬用品店で扱っているグローブは意外と高価ですよね。
同等の品質以上の製品が驚くほど安価で作業用品のショップにあるんです。

そして、作業用品店では大人買い用に「3セット」などの
大量販売もあるんですね。これが。

やっぱり最近はやりの「ワークマン」さんや
寒い時期に使用するものは
北海道のメーカー「プロノ」さんがオススメです。

 

まとめ

乗馬に必要な主な装備品をお伝えしました。

乗馬は初期投資が意外にかかりますよね。
そうなると、
できるだけ費用をかけずに楽しみたくなるのが人情です。

安上がりに心から楽しめるようになると
乗馬人口も増えるのでしょうが、
なかなかそうもいかないのが現状です。

自分もそうでしたが、
どこに優先的に投資していくのがベストなのか
乗馬の場合は情報が少ないですよね。

ここまでご覧になってくださったあなたは本当に素晴らしいです。
馬を大切に大切に思ってくださる方だと理解しています。

あなたが人馬一体となって、
心から乗馬を楽しむことができますように願っています。

そして、ひとりでも多くの方が馬と関わることができるように
なることを願っています。

また、馬の素晴らしさを理解する方がひとりでも増えますように
いつも思っています。願っています。

馬は私達にいつも近づいています。
あたたかいまなざしでいます。馬と関わることの素晴らしさは表現できないほど
感動にあふれています。

どうか馬に会いに行ってみてください。
あなたに必ず伝わるメッセージがあるのですから。

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