乗馬の種類は日本で主に2つ!入会前に確認したい最低限のこと

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例えばスキーを思い描いてください。
スキーと言ってもジャンプがあったりタイムを争ったり、モーグルや長距離走などいくつもの種類がありますよね。

同様に、乗馬にもいくつもの種類やスタイルがあります。

あなたが乗馬クラブへ入会する前に、ぜひともこの違いを確認しておくことをオススメします。

乗馬クラブにはそれぞれの目的や方向性といった特色があるのです。

自分の目的に合わない乗馬クラブに入ってしまうと大変です。
決して安くはない費用がかかっていますので、最低限の事前理解をお伝えします。

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乗馬には大きく分けると2つの種類があります

日本国内では主に2つの種類があります。

1,ブリティッシュ スタイル
2,ウエスタン スタイル

広まった地域や歴史、伝統などによりスタイルができあがりました。

ブリティッシュはヨーロッパで軍馬を扱うことが背景にあります。
ウエスタンは米国南部の開拓時での牛追い等の扱いが背景にあります。

 

国内ではブリティッシュの乗馬が一般的です。
オリンピック競技にもある馬場馬術や障害飛越などが有名ですね。

ウエスタンはジーンズにカウボーイハットで海岸や草原を
さっそうと駆け抜けるような、外乗(がいじょう)が主流です。

どちらも馬と人が楽しく安全に過ごすことが第一ですが、
初めての方にとって違いはよく分からないですよね。

★あなたが参加しようとしている乗馬クラブが
・どんな種類のスタイルなのか
・どんな指導方法なのか
これを理解してからの入会をオススメします。

そうでないと、高い入会金ですので
後で後悔すると大変なことになります。

 

乗馬の2種類のスタイルを解説!

究極的に言うと、同じ馬に乗ることなので、
ブリティッシュもウエスタンも大きな違いはないのです。

スタイルが出来上がってきた歴史と文化、環境によるものが大きな違いです。
それぞれ馬の動きに合わせた動かし方に違いがあるのです。

ブリティッシュ スタイル

日本では多くの乗馬クラブがブリティッシュスタイルの乗馬を行っています。

国内でブリティッシュが多い理由として考えられることは
・明治政府以後は、陸軍で騎兵隊に取り入れたのがブリティッシュ
・都市近郊では経済的に広い外乗コースを作ることが難しいこと
・ブリティッシュの競技会がさかんに行われてきたこと
などです。

 

ブリティッシュの特徴は

礼節を重んじる英国社会の文化が背景にあり、
正確な動作や動き、作法などを重視します。
騎兵隊的な色彩と体育会系な指導方法。

ブリティッシュで使用する馬の種類は

主に中間種と言われているクオーターホースが多いです。
他にはヨーロッパなどで乗馬用に生産された各種の乗用馬。
ポニーや国内産の在来馬も使われることがあります。

日本ではサラブレッドも多く使われています。
競走馬から乗用馬へ再調教されたものなのです。

 

ウエスタン スタイル

アメリカ西部の開拓時代に発展した実用的な乗馬スタイルです。
長時間の移動や労働のために使われながら完成されたスタイルでもあります。

ウエスタンの特徴は

一日中長い距離を移動するために、簡単楽々しかもスムーズなスタイルです。
馬の能力を自発的に発揮できるように運動します。

特に服装や装備品がシンプルですがそれぞれ無駄のない機能的なものです。
ジーンズにカウボーイハット、ウエスタンブーツにギザギザの拍車など。

合理的で大雑把なところもあるけれど、厳しい環境の中から発展した
おおらかで大陸的なスタイルです。

ウエスタンで使用する馬の種類は

多くが中間種と言われるクオーターホースです。
大きさはサラブレッドよりひと回り小さくて性格も温厚です。

 

競技にもブリティッシュとウエスタンそれぞれ種類があります

ブリティッシュの主な競技

おもな競技として次の4つがあります。
1,馬場馬術 → 乗馬で行うフィギュアスケートのような競技
2,障害飛越 → 乗馬で行うハードル競技
3,総合馬術 → 乗馬で行うトライアスロン似の競技
4,エンデュランス → 乗馬で行うマラソン競技

※公式競技には服装や装備品に規定があります。

この他にも軽乗競技や馬を使った球技等があります。

ウエスタンの主な競技

1,レイニング → 急発進や急停止、急旋回など静と動の動きを採点する競技
2,トレイル → 牧場での作業から生まれた障害競技。
3,ウエスタン・プレジャー → 審判の号令で全馬一斉に動き、それぞれの調教度を採点する

※フェアプレーを重んじる国の競技です。
スピードを競う競技もあれば、人馬の関係や調教、手入れを採点する競技もあります。

どちらも指導方法には大きく2種類あるんです

馬は褒めて伸ばすのが最良の方法です。
以前はスパルタ教育で鍛えていたこともありました。

馬とのコミュニケーションをしっかり取って
じょうずなやり取りができるようにしたいですね。

部班方式

複数の人馬を一度に指導するスタイルです。
大手の乗馬クラブでよく見られる指導方法です。

例えるならヨガ教室のようなイメージです。
一人のインストラクターが数人を一度に教える方式です。
レッスン中は参加人馬に集団行動が求められます。

▼部班方式の欠点

一斉に動いている時、前の馬が止まると後ろから渋滞が始まります。
こんな時は「なんてこった」と心のなかでつぶやくことも(笑)

正味のレッスン時間が少ないのが残念なところです。

レッスン馬によって早く行きたい馬やダラダラしたい馬がいるため
やる気のない馬が参加していると良いレッスンにならないこと。

マンツーマン方式

1対1での指導方法です。
しっかりした指導を受けられるので、上達度合いが高いです。

 

指導方法は、それぞれの乗馬クラブによって
方針が違っていますので、事前に確認されてから
体験乗馬や見学などされることをオススメします。

 

★ほとんどの乗馬クラブは次の団体に所属しています。

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まとめ

乗馬の種類やレッスンの方式などを解説しました。

初めて行った乗馬クラブでの体験は
これからの乗馬ライフに重大な影響を与えるものになります。

ただ「馬に乗りたい」という願いがかなうと
次にやりたい目標が生まれてくるのが自然ですよね。

大草原を自由に走り回りたくなる人もいれば
ジャンプ競技をやってみたい。という人もいます。

私は暴れん坊将軍のように
馬と一緒に海岸を爆走してみたい、
というのが動機でした(笑)

 

ひとくちに乗馬と言っても
いくつもの種類があるんですね。

また、教え方にもいろいろあるのです。

特にそれぞれの乗馬クラブで特色が違うのです。

厳しく教える方針だったり
優しく育てようという方針だったり
様々です。

 

最初はだれもが初心者です。

どのような方針のクラブで
どんな教え方をしているのか
将来どんなことをやってみたいのか

これらのことを、よく考えてみてから
これと思った乗馬クラブへ入会することをオススメします!

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