馬の鞍下に敷くゼッケンですが、種類や色など多くのものが出回っています。
ゼッケンは鞍の形状に合ったものを選ぶのがポイントなんです。
障害馬術用の鞍は、ゼッケンの形が障害用のものを。
馬場馬術用の鞍は、ゼッケンの形が馬場用のものを。
上のどちらにも使える総合鞍は、総合鞍用のものを。
ウエスタンやエンデュランスの鞍は、専用のものを。
形状の次はどういった機能があるのかが重要です!
そして、使用している素材や色、刺繍などの装飾によって選びます。
価格も数千円から数万円のものまでありますよ。
この記事では乗馬用ゼッケンの賢い選び方を提案します。
乗馬用ゼッケンの機能的な役割
乗馬で使用するゼッケンの機能的な役割は主に3つです。
汗の吸収
素材によって、汗をよく吸い取る素材とそうでない素材があるので注意です。
馬具大手のメーカーのものは、どれも汗をよく吸収するので安心です。
柔らかいものから硬めのものまでありますが、好みで選んでも大丈夫です。
クッション性
馬体と鞍の緩衝材の役割があります。
使用目的や倶楽部の方針によって推奨しているポイントがあるので、馬の管理責任者がおすすめしている方法に従うのが良いでしょう。
速乾性
素材によって、吸水性と速乾性の特徴がある製品があります。
お気に入りのメーカーがあるかと思うのですが、機能を優先するならこちらがおすすめです。
特に、夏場は人馬ともに発汗が多いので、吸水性と速乾性は大事になります。
中でも速乾性は馬体に不快感を与える確率が低くなりますので、馬体にも優しいと考えます。
人間も同じですよね。速乾性に優れたものの方が着ていて気持ちが良いのです!
価格も有名馬具ブランドとも変わらないので、選択肢に入ると思いますよ。
ゼッケンの中には手頃な価格で、吸水性と速乾性に優れた製品もあるのです。
そう考えると、ブランドにこだわらなくても良品があるんですね。
ゼッケンも消耗品です。機能で選ぶように、人間のアウトドア衣料のような感覚で考えると良いのです。
ファッション性能も重要なのです
ゼッケンの機能・役割は分かりました。次に重要なのはファッション性です。
ファッション性は、ある意味趣味の問題なので、あなたの好みに合ったものが一番良いのです。
お気に入りのメーカーやデザインに見合ったものを選ぶといいですよ。
最近の傾向は、ある程度名の知れた馬具メーカーのゼッケンは、価格のばらつきが少なくなっています。
素材についても吸湿性・速乾性に優れているものが増えてきました。
そこから考えると、カラーとデザインで決まりですね。
ゼッケンのお手入れ方法
ウチでは洗い替え用のものを用意しています。
乗馬を長く続けていると、やっぱりゼッケンは消耗品なんですね。
天気が良ければすぐに乾くので、最初は使いやすいものがひとつあれば充分ですよ。
お家の洗濯機で「おしゃれ着洗い」も出来ないことはないのですが、意外に馬体からは沢山のホコリや抜け毛があるのです。
お近くにコインランドリーがあれば、そちらも選択肢に入りますが、ウチではお風呂場で「踏み洗い」をしています。
事前に粘着式のローラーで大きなホコリや毛などを取っておくといいですよ。
・ブラシやたわしで毛や大きな汚れを取り除きます
・浴槽に5センチくらいお湯をためます
・ゼッケンの汗を多く含む箇所へ洗濯石鹸を付けて踏み洗いします
すすぎをして、2,3回これを繰り返して終わりです。
最後に洗濯機の「脱水」をして外干しします。
洗濯石鹸のおすすめはご存知の「ウタマロ石鹸」です!
汚れ落ちが段違いなのです!大量の汗や汚れ落ちが実感できるところが凄いのです。
欠点は石鹸の減りが早いのには困りますが、汚れ落ちが抜群です。
キュロットなどの部分汚れにも完璧に対応してくれます!お見事という表現しか浮かんできません。
※この項目は、ヨメにお世話になりました。
いつもゼッケンをキレイにしてくださり、ありがとうございます。この場をお借りして御礼申し上げます。
まとめ
装鞍は一般的に馬体に近いところからします。
ゲルパッド、ゼッケン、羊毛パッド(ハーフパッド)、鞍の順で装着します。
ひとつひとつの馬具を大切にしながら、お気に入りの馬具を長く大切に使いたいですし、大切な馬にできるだけ負担をかけずに乗りたいものです。
特に、馬のからだに直接触れる馬具は、しっかりと騎乗者が配慮する必要があります。
これはとても重要なポイントですね。
以前、お世話になっているインストラクターから、このアドバイスをいただいたことを思い出しました。
あなたも大切な馬とのコンタクトに、ふさわしいものを準備することができますように。応援しています。
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