時代が平成から令和へと変わっていった、4月末から5月初旬の10連休のことです。
連休を利用して、以前から会いたかった馬の師匠のところへ行ってきました。
馬の師匠は馬産地の日高の出身です。ボクと同じ道産子なんです!
新潟競馬の元ジョッキーで、新潟と金沢の競馬場で調教師もされていた馬のプロなのです。
毎日が感動と喜びの連続でした。
その中でも、ヨメが長年思い描いていた夢が実現したのです!!!
どんなことが起こったのか!? 今回の記事はなんとヨメの文章も取り上げました!!
ヨメの最良の日!
新潟の思い出
今年は、思いがけない10連休で(連休関係なく、お仕事されている方々、ありがとうございます)、ずっと行きたかった新潟の松原Stablesにお邪魔してきました。
はじめて、伺ったにも関わらず、松原ファミリーの皆さまには本当によくしていただきました。
母ちゃんは、みなさんご存知だと思いますが、馬が大好きな看護師です。
そして、子どもが大好きで、長く長く小児病棟で働いていました。馬も、子どもも不思議な魅力を持っています。
今回、松原さんのところで、笑顔の素敵な少年と一緒に外乗に行かせていただきました。
母ちゃんは今までに、たくさんの子どもたちを抱っこしてきました。
馬にも乗ってきました。前の職場では、就学前の子どもたちの療育にも携わっていました。
自閉症児・者を支援する資格も取り、ホースセラピーという思いは常に頭にあります。松原さんは、そんなわたしの思いを知っていて、その一歩を踏み出させてくれました。
少年はれん君と言います。
フロストという芦毛の馬に乗り、私の前にれん君が乗りました。れん君は何度も乗っているので、きちんとホルターをつかみ、馬の揺れに合わせて、自身の身体を上手に揺らします。
馬の暖かさと、れん君の命の重みを感じました。
爽やかな風が吹くと、れん君が気持ちよさそうに声を挙げ、木々の葉っぱのこすれる音に敏感に反応して、鳥のさえずりに応えるように、嬉しそうな声をだしていました。
師匠によって、十分調教されている馬は、曳手なしでれん君と母ちゃんをゆっくり、ゆっくり前に運んでくれました。
何度も、頭を撫でて、顔を覗いて、れん君の暖かさと
馬のぬくもりに涙が出そうでした。大切なれん君と一緒に馬に乗ることを、快く了承して下さった、れん君のご両親に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、ぶっきら棒に「早く、行くよ(^^♪」と前を歩いてくれた師匠に感謝です。
あっ…
忘れてはならない、馬に感謝です!また、一緒に乗りたいな…
以上がヨメの記事です。
実はヨメなんですが、芦毛の白い馬が大の苦手なんです!
乗馬クラブには何頭も白い馬がいるのですが、どの馬もニガテで触ることも近寄ることもできなかったのです。
ところがです!師匠の牧場へ到着して最初に乗ったのが写真の芦毛馬「フロスト」でした。
その時は自然に馬に乗って、昔から何度も乗っていたかのように「スッと」走っていました。
その日の晩、ボクが「白い馬のニガテ意識、克服できたね!」と言うと
ヨメは「あ、ホントだ!」とびっくりしていました。
全く違和感もないどころか、楽しくて馬の優しさをいっぱい感じて楽しく乗れたと言っていたのです。
そして、れん君と一緒に何の不安もなく大喜びでフロストと一緒に外乗を楽しんだのです。
後方の山には雪が・・・
れん君は医師からアニマルセラピーをすすめられて、リハビリのために乗馬をしているのです。
もちろん馬が大好きなこともあり、何年も前から師匠のところへ通うようになりました。
師匠の牧場へ行くために、日々の訓練とリハビリの課題をしっかり実行しています。
師匠の牧場では、ヨメもボクも馬から教えられ、助けられながらの楽しい時間でした。
さらに、れん君からも素敵で大切なことを教えられたのです。
それは、「素直であることの大切さ」「毎日の積み重ねが大切だということ」・・・
人にも馬にもちゃんと生きてきた背景があるのです。
師匠が目指していること
長い間、競馬の世界で生きてきた師匠には耐えられないことがあったのです。
朝晩、寝起きをともにしている馬たちが、人間の都合で廃馬にされる現状。
馬の勝ち負けよりも、一頭でも馬を長生きさせたいという気持ちに正直に生きることに師匠はしたのです。
そうやって競走馬の養老牧場を始めたのです。
どの馬も夢と期待と希望を託されて生まれてきました。
いのちを大切にしたいと願っているのです。
ボクは、師匠の軸はここにあると強く思うのです。
まとめ
現在、師匠のところには多くの人が来るようになりました。
テレビや新聞も取材に来ます。
馬という存在から伝わってくる、魅力的で不思議な力に引き寄せられているんです。
僕たち夫婦も含め、様々な人が師匠の志に賛同しているのです。
でも、師匠は何事もなかったかのように、毎朝早くから馬の世話を続けているのです。
いのちを大切にしようと、日々を真剣に生きている人の姿には感動を覚えます。
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