レッスンの時に、馬をその気にさせるために
鞭は必要なんですが、 これがまた使うのが難しいのです。
脚の扶助(馬への指示)の補助として使うのですが
脚の反応が悪かった場合や無視した場合に
次の矢として、「ぺしっ!」と使うのです。
しかし、これが意外と難しいのです。
あくまでもさわやかな雰囲気の中で冷静に、
しかも突然(効果的に)に「バチコン!」と
一撃でこちらの意図が伝わるように使わなくてはならないのです。
馬の予想に反して、自分が冷静に、
しかもぴしゃりと一発で こちらの思いが伝わるように使う。
これが必要最低限の鞭の使い方なのです。
し、しかし、これがなかなか出来ないのです。
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注意喚起といっても、何度もされると人間だって嫌になります。
できるだけ数を少なくして、こちらの意図を伝えなければならないのです。
わかっちゃいるけど伝わらねんだよなあ。
それで、 わかっちゃいるけど数多くなるんだよなあ。
・・・冷静になって考えてみると、 今まで何十、何百、何千回と鞭打ってきたなあ。
それにしては、なかなか上達しないものだ。
叱られるときは、短くぴしっとがいいに決まっている。
鞭も、短くぴしっとがいいに決まっている。
わかっちゃいるけどなあ・・・
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