ヨメが鞍を買おうとしたのだが

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去年の11月9日、ヨメの誕生日が近づいた頃のことです。

自分へのご褒美として、あんず用の鞍を買うことにしたのです。

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今までに何度も購入を考えたのですが、

その度に「もっと上手になってから」と考えたり、

「騎乗券をいっぱい買うことにしよう」ということにしたりで

購入を何年も見送り続けてきたのです。

 

 

しかし、機が熟したと言いますか、

いつ買うの?今でしょ!

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という結論に達し、

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乗馬クラブの場長さんに相談することにしたのです。

 

 

僕たち夫婦が、場長さんと鞍の購入について話し始めると

まわりにいた方たちが、気を利かせて離れていきました。

 

ヨメ「そろそろ鞍が欲しいのですが・・・」

場長「使用目的によりますねぇ」

  「まあ、あんずにでしたら総合鞍でしょうね」

ヨメ「あんずの背中にに少しでも負担にならないように」

  「あんずが気持ちよくできるように・・・鞍が欲しいのですが・・・」

場長「それだったら必要ないですね

ヨメ「(@_@;)・・・・・・・」

 

 

全国の乗馬クラブで鞍を購入しようとして

「必要ない」と断られたのは、僕のヨメひとりだけではないかと・・・

 

 

それから僕たち夫婦の間では、

「鞍」についての話題はしばしの間、禁句となったのです。

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