ぼくたちが初めてあんずに出会ったのが14年前、まだあんずが2歳の時でした。
「あれから14年!」
綾小路きみまろさんの「あれから40年!」にはかないませんが、大きな時間のハードルを超えたような感じがしています。
14年前、日高ケンタッキー・ファームにいた頃のあんずは、今よりも少し小柄で、ちょっと不安げな表情をしていた記憶があります。
びっくりしやすい性格の馬で、びっくりしてクビを上げた瞬間に、クビを痛めることが何度かあったと聞きました。
あんずが子供の頃のキャラはちょっと恥ずかしい!
そんな臆病でびっくりしやすく、クビが痛くなるところから、あんずの紹介文には「病弱キャラ」なんて書いてありました。
今はめったなことで調子を崩しません。今は「健康キャラ」です。
馬房の両隣にいるオトコ馬に頻繁にちょっかいを出すおてんばお姉さんのあんずです。
そんなあんずですが、甘える仕草は昔も今も変わらずにいます。
可愛さが全く変わらないのが不思議なところです。
上の写真は最近の甘える仕草です。
上の写真は10年前のあんずの甘える仕草です。変わらないでしょ!
馬関係の人があんずの写真を見ると、皆さん「いつもキレイにしてますね」と言われます。
これもスタッフの皆さんのおかげです。
いろんなことがありました
『日高ケンタッキー・ファーム』という観光牧場が倒産・閉鎖になってから、あんずは北海道からなんと九州の鹿児島の牧場に引き取られたのです。
現在の『日高ケンタッキー・ファーム』は競走馬の生産牧場に生まれ変わっていて、中に入ることができないのです。
下記のページで詳しくお伝えしています。
たぶん、この時の馬運車での移動が「不安な記憶」としてあんずの心に残ったのだと考えています。
これ以来、あんずは馬運車に乗るのがとてもイヤになったようで、最近でも乗車するまでに30分以上もかかるのだとスタッフさんが教えてくれました。
もう何年もあんずは馬運車に乗っていません。あんずにとってはイイことなのでしょう。たぶん。
ちょっと振り返ってみた
あんずの誕生日を迎えて、今までのことをヨメと色々振り返ってみました。
一番良かったことが、馬つながりで素晴らしい人脈が広がったことです。
特にヨメがSNSで知り合った人たちとの交流が太くなってきています。
馬を通じて、良いこともそうでないこともたくさん経験させてもらいました。
人生の後半になって、大切なものを選んでいくことが重要だと気付いてきました。
慣例や習慣にとらわれないで、必要最小限を選んでいきたいのです。
乗馬もそうですが、中心になる軸がぶれないで進むことが大事なのです。
人とのつながりも取捨選択が必要になってきますよね。
大切にしたい関係を太くしていくのが良いのです。
つながりが、その次の大切なつながりを呼び寄せてくれるのですね。
最近は、この「つながり」のおかげで感動することや驚くことが増えているのです。
皆さんも、馬と人を大切にしていると、きっと良い「つながり」が続くことでしょう。
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