乗馬のレッスン中に、ムチを使うことがあります。
あくまでも補助的な指示用に使うのですが、
馬は時々、このムチを無視することがあるんです。
「ペシッ」とムチを使っていることは馬には
伝わっているのですが、何もなかったように
知らんぷりをする時があるのです。
それなのに、小さなハエや虫には敏感に反応するのです。
馬のカラダに、ハエがちょこっと止まっただけなのに。
肌に触るか触らないかの感触に、すごく敏感なのです。
神経質にしっぽでしゃかしゃかと虫を追い払うのです。
あと、がぶっと口で攻撃したりもします。
乗っている僕の「走れ!」とか「歩け!」とかの
指示を無視して首を振ったりするのです。
ブヨや刺しバエなど、吸血する虫を嫌がっているのは
とてもよく分かるのですが、
こっちが「真面目にやりなさい!」「言うことを聞きなさい!」と
「ペシッ」っとむち打っても知らんぷりするのはねえ。
最近は刺しバエも少なくなってきましたが、
虫の多い時期は、馬の動きに気をつけなくてはならないのです。
そうそう。馬の首は長くてよく曲がるのです。
真後ろだって見ることができます。
カラダの側面のかなり後ろまで届くほど長いので、
虫を追い払ったり、かゆいところを掻いたりできるのです。
手入れをしているときなんかに、甘えて「ガブッ」と噛んでくる子もいます。
中には思いっきり強く噛んでくる子もいるのです。
馬によっては、デリケートゾーンがあって、そこを触られると
めちゃめちゃ嫌がる子もいます。
反撃に「ガフッ」と噛みついてくる子もいるのです。
僕は何度も噛まれたので、どんなときに噛んでくるのか
ちょっとだけ分かってきたので、最近は噛まれなくなりました。
馬は怒ると耳が後ろに倒れるのです。
耳を見ると、怒っているのかそうでないのかが分かります。
ヨメには何度も怒られているのですが、
どんなときに怒られるのか、ちっとも分からないので、
最近になっても怒られ続けています。
ヨメも怒ると耳が後ろに倒れてくれると
助かるんだけどなあ。
コメント