乗馬の上達は、馬とのコミニケーションの善し悪しにかかっているように思います。
これが、他のスポーツと違うところなのです。
もちろん、運動能力が高く、体力も持久力もある人なら、そうでない人よりも上達が早いと思うでしょうが、乗馬は違うのです。
実際に乗馬の大会になると、男女別の区別はないのです。これがすごいところ。
力があればいいのか、というと、そういうことではないのです。乗馬の世界では。
馬とのコンタクトが上手に取れる人が、馬を上手にコントロールして、高得点をあげることが出来るのです。そういう意味で、年齢も性別も、そんなに関係ないのが理解出来ると思います。
普段の練習では、主に馬とのコンタクトをいかにうまく取るかということに気を配ります。
今、学んでいることは前進気勢(ぜんしんきせい)をいかに出すか、そして続けるか、と言うことです。
前進気勢とは、
車で言うとアクセルを踏み込んだ状態と言われます。
これがなかなか出ないのです。そして、同時に大切なのが半減却(はんげんきゃく)なのです。
半減却とは、
車で言うとエンジンブレーキをかけた状態に例えられます。
駈歩は前進気勢が出来た状態から、半減却をしてからスタートします。前進気勢が出来ていないと駈歩は出ないのです。
そのためには常歩と速歩がとても重要になります。
基本はやっぱり馬とのコミニケーションです。
このコミニケーションをとるのが結構大変なのです。
出来たらほめる。ダメならはげます。
ところが結構僕は「熱くなる」のです。反省反省。
できるものならやってみ! 走ってみ! くらいでいいですよ。と言われるのですが、つい、鞭に頼ってしまったり、力で行かせようとしたりするのです。
正しい姿勢で乗って、正しい扶助でコントロールするのがベストです。
これがね、できれば苦労しないわけなんですよ。
でも、レッスン45分間の中では、ほめたりなだめたり、怒ったり、馬がトイレだったり、色々なことがこの時間の中にはあるのです。
今、お世話になっている乗馬クラブは、インストラクターひとりにつき、最大3名のレッスンを行っています。なので、ほぼマンツーマンの状態です。
時間内に何度かインストラクターが回ってきて、実際に指導してくださり、大切なポイントを反復練習するというのが、今のプログラムの内容です。
この内容にはヨメも僕もとても満足しています。
よい馬と、良い指導者、良いスタッフがいてくれて、本当に感謝です。
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