先日、特にヨメがお世話になっているインストラクターが騎乗している馬で、このインストラクターとのコンビで何度も大会に出場していた馬が、新たなオーナーの元へと旅立って行きました。
僕たち夫婦にとっては、あまりにも突然の出来事だったので戸惑いがいまだに残っています。
いなくなってから、しばらくしてこの事実を知ったのでなおさらです。
空の馬房を見てヨメは「もしかして、天国へいったの?」と動揺が始まりました。
この馬は、ヨメが特に可愛がっていた数少ない馬の一頭なのです。
近くにいたスタッフに尋ねると、以前から欲しがっていた方が購入されました。とのことでした。
最近は、ヨメの足音も覚えてくれたようで、ヨメが遠くから近づくとめっちゃ嬉しそうにしてヨメが手にしたニンジンに躊躇なくかぶりつくきます。
他の会員さんが差し出すニンジンに、この馬は必ず警戒して、慎重に対応するのです。
ところが、ヨメが差し出すニンジンには何の迷いもなく「ガブっ」とかぶりつくのです。
そのへんの行動を見ていると、この馬とヨメとの関係が理解できますよね。
なついてくれた馬には特別な想いを感じますよね。
こんなこと以上に、いつも一緒に障害を跳んでいたインストラクターのSさん。
いつも一緒に大会に出場していた相棒です。それも何年も何年も。
このインストラクターさん、最近は寂しそうに見えるのは私だけでしょうか。
心中を察すると、あまりあるものがあります。
キレイに掃除された、空の馬房を見ると、ため息が出てきます。
馬の世界では、時には非情とも思える出来事があります。
ベテランの方にはいつものことかも知れません。
でも、ヨメは涙を流しています。
いつもいつもお世話になってきたインストラクターだからなおさらです。
インストラクターといよりも、ヨメは「師匠」と呼んでいます。
いつもお世話になっているヨメの師匠が元気になりますようにと願っています。
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