3月になり、各地の競馬場で新人ジョッキーが
相次いでデビューしています。
そのうちの2名が昨日のレースで初勝利をあげました。
勝利ジョッキーのインタビューをそれぞれ見ました。
まだ童顔のかわいいジョッキーが
嬉しそうにインタビューに答えていました。
その初心をいつまでも忘れずに
これからもいろんな困難に立ち向かって
頑張っていってほしいと、心から応援しています。
こうなると、ヨメも僕も親心が出てきてしまいます。
手放しで応援です。がんばれがんばれ!
僕たちが通っている乗馬クラブからも、
昨年の春に1名が競馬学校に33期生として入学しました。
今からデビューを待ち望んでいます。
テレビのBS競馬11(イレブン)でも
ベテランジョッキーのデビュー当時の映像を放映していました。
誰でも最初からうまくできたワケではないんですね。
ときにはスランプになることもあります。
ビギナーの時代があって、
初心者、中級者、上級者と育っていくのです。
ウチでも時々、昔の写真をよく見直しています。
ビギナーの頃は、まさか自分が今のレベルになれるなんて
思いもしませんでした。
軽速歩なんて夢の夢、なんて考えていました。
いまではそんなに苦労しないでできるようになりましたが、
当時は絶対に無理だろうと思えていました。
立ったり座ったり、人生のようだなと
考えたのは、その頃の話です。
順調に上昇気流に乗るときもあれば、
停滞してどん底になる。
軽速歩は人生に似ているな、なんて哲学的なことを思ったり。
自分のへたっぴな時代があったからこそ
今の姿があるのです。とはいうものの、昔のムービーなんて
見られたもんじゃないですよ。もう恥ずかしすぎです。
でも、最近のムービーは何度見ても参考になります。
良い方の参考ではなく、悪い方の参考ですが。
修正が必要な、できていない部分が見えてきます。
自分が扶助をしたときに、馬はどう反応したのか。
これが重要だと思うのです。
自分が何かの指示を馬に出した時に、
馬がどういう反応をするのかが、
馬の上では鏡がない限り、見えないのです。
新人ジョッキーも、
毎日のように木馬に乗って鏡を見ていたと思います。
そして、
何度もビデオを見て、自分の騎乗スタイルを
一生懸命に修正していたと思うのです。
僕も彼らの活躍を励みにして
彼らを見習って、研究しなきゃ。
体力は年齢と共にがた落ちですが、
気力はまだまだあると思うのです。
70代になってオリンピックに出る人もいるのだから、
もう少ししっかりしようと思うのでありました。
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