僕がヨメに惚れた場所であり、ヨメが特別な馬と出会った場所の
「日高ケンタッキー・ファーム」ですが、実は2003年に一度自己破産しており、
2008年の12月31日で閉園してしまっていたのです。
このことを知ったのが、閉園後の春だったと記憶しています。
僕たち夫婦の特別の場所でもあるし、ヨメが大好きで毎年会うのを楽しみにしていた
牝馬の「あんず」が心配で、特にヨメがかなりショックを受けていました。
普段、のんびりしていて何をするにもスロー・ペースな僕が、
めずらしく、ネットを駆使して愛馬の「あんず」の行方を探し始めました。
最初は日高ケンタッキー・ファームの所在地の
日高町の役場に電話で問い合わせました。
夫婦のことや、ヨメとあんずの出会いのこと、毎年会いにいっていること、
ヨメがふさぎ込んでいることなどを、素直にお伝えしました。
幸いに、電話口の役場の方が、とても親切な対応をしてくださいました。
役場の方によると、ケンタッキー・ファームは
清算事業を、ある町議の方に代表をお願いしているとのことで、
その方の連絡先を教えてくださいました。
町議の方と、何度目かの電話で連絡が取れました。
この方へも素直に事情をお伝えし、あんずの行方をご存知かお尋ねしました。
町議さんは、事情を理解してくださり、
「一頭も殺処分することなく、引受先をさがすことにしました」とのことでした。
(あんずは生きている!ということでどれだけ安心したことか。)
馬たちの引き取り先を探している仲介業者さんのOさんを紹介してくださいました。
すぐにOさんに連絡を取り、事情を説明しました。
町議さんもOさんも、誠意をもって対応してくださり、とても感動したのを覚えています。
Oさんによると、あんずはタイキブリザードと同じく鹿児島県にある
NPO法人 ホーストラストにいる。とのことで、代表のKさんの連絡先を教えてくださいました。
ホーストラストのホームページはこちらです!
上のリンクのホーストラストのKさんに連絡をしたところ、
Kさんは牧草の仕事のために不在、ということでしたが、
スタッフの方によると、確かににあんずはいるということでした。
その後、Kさんとも連絡が取れ、
あんずは霧島のホーストラストで暮らしているということがわかったのです。
あんずは生きていた!ということで、夫婦ふたりで感動していました。
ふたりで休みを合わせて、霧島へ行くぞ!と決めたまではよかったのですが
なかなか実行に移せないでいました。
そこにはまたまた試練があったのです。
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